淡い黄緑色にほんのり赤みがさした、可愛らしい色合いのトキ。
甘くサクサクした美味しさを生かして、シャインマスカットと合わせたフルーツサラダを作ってみました。
香り高い菊花のママレードを添えて、去り行く季節に名残りを惜しんで…。
菊花のママレード
野菜売り場に並んでいる、パック詰めされた菊の花…。いつも何だか不思議な気がするのですが、大好物です。
白身のお刺身と合えたり、おひたし、白和えなど和食にすることが多いのですが、何年か前に友人にママレードの作り方を教わってから、シーズンに1回は作るようになりました。
作り方はとても簡単。酢水でさっとゆでた菊花に、グラニュー糖、レモン汁、お水少々を加えて10分ほど煮るだけ…。とろみが欲しい場合は、ペクチンを少し入れます。香り高くてほろ苦い、まさに「ママレード」が出来上がります。
今回は半パック分の菊花で。こんなに少しになってしまいますが、香りが強いので、使うのも少量で十分です。
秋の名残りを惜しむ、フルーツサラダ
暦の上では、すでに冬…ではありますが、私の住むあたりでは、いままさに紅葉がたけなわ。赤や黄色に色づいた木々が、力いっぱい、秋の名残りを惜しんでいるように見えます。
私も、まもなくシーズンの終わるトキとシャインマスカットに名残りを惜しんで…。菊の花びらを散らしたきれいなサラダにしてみました。
お皿にしいたリコッタチーズの上に、トキとシャインマスカット。酸味が少なく甘みが濃いトキは、シャインマスカットとよく合います。
ソースは、菊花のママレードをほんの少しだけ。生の花びらも一緒にいただくと、菊の香りが口いっぱいに広がりました。
香り高い和紅茶「ももかプレミアム」
合わせた紅茶は、以前にも書いた、大好きな「ももかプレミアム(2020年SF-4 井村園)」です。
名前のとおり、甘くフルーティーな香り…。適度なこくがありますが、渋みはなく透明感のあるきれいな味わいです。
フルーツサラダとの相性はぴったり。フルーツの香りと紅茶の香り、どちらもより高まったように感じました(^^♪。
JA全農のウェブサイトによると、トキは「王林とふじの交配で誕生した、青森生まれの新しい品種」とのこと。
確かに、王林の甘さとふじの歯ごたえが両立した、とても美味しいりんごですね。すっかりファンになってしまいました(^^♪。