東京都庭園美術館で開催されている「キューガーデン 英国王室が愛した花々 シャーロット王妃とボタニカルアート」へ行ってまいりました。
キューガーデンの貴重なボタニカルアートコレクションや、シャーロット王妃が愛したウェッジウッドのクイーンズウェアなどを、庭園美術館の素敵な雰囲気のなかで楽しめる…というなんとも魅力的な展覧会(^^♪。
公式サイトから予約をして、久しぶりに庭園美術館へうかがいました。
1933年に朝香宮邸として建てられた本館。
フランスに2年余り滞在された朝香宮鳩彦王のご趣味を反映した、アールデコ様式。
ルネ・ラリックなどの作品が随所に残る貴重な建物で、国の重要文化財になっているそうです。
玄関の内扉は、ラリックがこの邸のためにデザインしたものだとか。綺麗…。
展覧会中は館内の写真撮影はできないようですが、シャンデリアをはじめ内装のデザインが隅々まで素敵です。
こちらは撮影OKだった2階のベランダ。
こんなお家に住んでみたいな…。
もちろん、展覧会もとても良かったです(^^♪。
ボタニカルアートはもともと好きなのですが、英国王立植物園「キューガーデン」の成り立ちや、その発展に尽力したシャーロット王妃のことなど、歴史的背景をたどる展示を興味深く拝見しました。
なかでも、17世紀に描かれたというカーネーションのボタニカルアートが印象に残りました。
絵の緻密さ・美しさもさることながら、今とほぼ同じようにみえるカーネーション(しかも絞り模様のものも)が、400年も前から栽培されていたことに感動…。
そして、カーネーションって「ナデシコ科」だったのね、と初めて認識した私です。
描かれた姿をみると確かに撫子…!
今まであまり気に留めていなかったカーネーションが、急に魅力的なお花に思えてきました。
▼展覧会の公式サイトにも紹介されている絵です▼
東京都庭園美術館 | TOKYO METROPOLITAN TEIEN ART MUSEUM
18~19世紀に制作されたキューガーデン所蔵の貴重なボタニカルアートコレクションのほか、シャーロット王妃が愛し、王室御用…
シャーロット王妃ゆかりのウェッジウッドの「クイーンズウェア」など、陶磁器の展示も楽しかったです。
ころんとした白いティーポットがすごくかわいくて、心惹かれました。
復刻版があったらほしいなぁ…(^^♪。
ゆっくりと鑑賞したあとは、カフェでひと息。
テラス席で心地よい風に吹かれながら…。
ダージリン(マランガム茶園のSFでした)と抹茶のムース、どちらも美味しかったです。
最後に、広い美しいお庭を愛でつつ、出口へ。
ほんのりと紅葉も。
余韻にひたりつつ、幸せな気持ちで家路につきました(^^♪。
本日のお土産です。
ミュージアムショップでひとめぼれしたキューガーデンのショッピングバッグと、エッセンシャルオイルとハーブティー。
オイルとハーブティーは、キューガーデンとカリス成城の提携商品とのことでした。
そして帰り道のお花屋さんで、さっそくカーネーションを(^^♪。
綺麗なもの、素敵なものをたくさんみて、心が満たされた一日でした。
基本的に家にいるのが好きなので、コロナ禍の外出自粛も苦にならなかった私ですが…。
こうして好きな場所に出かけて、刺激や癒しを感じることができるのは、やはり素晴らしいことですね。