先日、マリアージュ フレールのティークラブに参加しました。
今回のテーマは「茶園へのいざない/グランクリュ 茶園の研究」。
果てしなく広がるお茶の世界にいざなわれて、いつのまにか遠くに旅して…。
迷宮に、入ってしまったかしら…?
会場は、銀座本店3階のサロンドテ。
どんなお茶がいただけるのでしょう。わくわく…。
まずは講師の方から「世界の茶園から届いたお茶を、旅するような気分で味わってください」という素敵なご挨拶。
まるで添乗員さんのように、元気で明るい方でした(^^♪。
そして、この旅の「ガイドブック」は、おなじみのティーリストなのですって。
トレードマークに注目してくださいと言われてよく見ると…。
マリアージュが創業当初から扱ってきた、CHINE(中国)、INDE(インド)、CEYLAN(セイロン;スリランカ)、FORMOSE(フォルモサ;台湾)が記されているのですね。
これら4か国の茶園をめぐる旅に、出発…!
テイスティングさせていただいたのは、こちらの5種類のお茶(念のため、凡例も)。
- 国(地域)/分類/銘柄名
- インド(アルナチャル ブラディッシュ)/紅茶/「ドーニイ ポロ ゴールデン」
- 中国(雲南)/緑茶/「スノー ブロッサム」
- 台湾/青茶/「オリエンタル ビューティ」
- 中国(福建)/青茶「ティ クワン イン(鉄観音)モンキー キング」
- スリランカ(ウバ)/紅茶/「ブラック ウッド OP1」
さすがは、マリアージュ。
インド代表が、ダージリンでもアッサムでもなく「アルナチャル ブラディッシュ」…。
え? あるなちゃる?? どこ???
と、目をぱちぱちさせながらのスタートでした(^^;)。
でも、テイスティングって、とっても楽しい(^^♪。
茶葉をみて、香りを確かめて、お茶をじっくり味わい…。
その香りや味わいを、自分の記憶の中にある「何か」に結びつけるという作業。
花、果物、樹木、樹液、スパイス、さらには海や大地…。
じーっと目を閉じて探していると、思いがけない印象がぽっと浮かんだり。
我を忘れて、没頭してしまいました。
茶葉 + 発酵によって、こんなに多彩な風味が生まれるなんて。
果てしなさすぎて、めまいがしてきました。
お茶に酔ってしまいそうになったところで、お食事タイムになりました(^^♪。
「スノッブサラダ」と…
私はメインにお魚をえらびましたので、帆立のソテーでした。
こちらのソースには、パリ・トーキョー(春摘みダージリンに、柚子の香り)が使われているとのこと。
とても美味しかったです(^^♪。
このときにいただいていたお茶は、「ティ クワン イン(鉄観音)モンキー キング」。
金木犀や柑橘を思わせるすっきりとした風味で、この日のお茶の中で、いちばん好きでした。
一緒にいただくと、お料理もお茶もぐっと洗練されたお味に…!
そして最後に、ウバの「ブラックウッド」とともに…
ずっとシャリオのなかで存在感を放っていたデザートを(^^♪。
私はモンブランをいただきました。
マルコポーロで香りづけされているとのことで、すばらしい美味しさ!
カカオのような風味の、ウバらしからぬウバに、ぴったりでした。
こうして、あっという間に時間がたって。
4か国・5茶園をめぐる旅から、無事に帰ってまいりました(^^♪。
お茶の風味を探しあてるために、さまよって…。
確かに、どこか遠くへ行ってきたような、不思議な、とても楽しいひとときでした。
ただ…。
思い切って告白しますね。
今回いただいたお茶、どれもとびきり上質で、貴重なものなのでしょうけれど…。
素直に心から「美味しい!」と思えるものは、なかったのです。
一番好きだったのは「ティ クワン イン(鉄観音)」でしたが、ぜひまたいただきたいかというと?
例えばダージリンの春摘みや夏摘みをいただいた時のように、うっとり…というお茶には出会えませんでした。
私には、良さがわからないということなのかなぁ…。
少し自信喪失してしまいました(^^;)。
もう一度行きたいくらい、楽しかったです▼
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