豆柴のモモとの毎朝のお散歩は、行きにも帰りにも、自宅マンション前の公園を通ります。
普通なら10分ほどで通り抜けてしまうのですが、このところ日に日に色づく木々にみとれて、なかなか先に進まず…。
放っておけば果てしなく地面をくんくんし続けるモモが、さすがに退屈して遠い目になっていたり(^^;)。
ごめんね。でも、朝の光を浴びた紅葉の美しさといったら…。
早い時間に出ると公園はまだ日陰です。建物の間から差した朝日が1本だけに当たって。
公園全体が明るくなってくると…。
いつもは何気なく通り過ぎていた風景が、胸をつかまれるような美しさに…。じっと見ていると何だか涙が出てきそう。
紅葉って、どうしてこんなに人を魅了するのでしょうか。
一方で。
常に「地面」に最大の関心を寄せている生き物も。
頭上でどんなに美しく紅葉が輝いていても…。
一緒に歩いていても、見えている景色はずいぶん違うんでしょうね。
人間同士でも、そうですけれど。
夫とモモと私。2人と1匹の小さな家族で、小さなマンションの空間を共有していても、それぞれ何を見て生きているのか…。
それでも。…だからこそ。お互いが愛おしいのかもしれません。
見ている世界は違っても、一番安心できる場所はきっと同じ。
これからも、仲良く一緒に暮らして行こうね。
いつになくこんなことを考えてしまったのも、紅葉の放つオーラのせいでしょうか。
そんな私の感傷にはお構いなく、帰るなり、お水をカブ飲みしていたモモでした(^^;)。
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