常に「積み茶」の多いわが家ではありますが…。
ひと月近く前にルピシアから届いていた春摘みダージリンを、まだ開けていませんでした(^^;)。
私としたことが…。あんなに張り切って予約していたのに。
愛しのキャッスルトン茶園
毎シーズン素晴らしいラインナップを見せてくれる、ルピシアのダージリン。
今年の春摘みは、キャッスルトン茶園のムーンライト(DJ36)と中国種(DJ6)を選んでみました。
それにルピシアオリジナルのダージリンブレンド「マグノリア」 も。
王道中の王道…。
あえて言うのも気恥ずかしいのですが、キャッスルトンのお茶が大好きです(^^♪。
現代的…というのでしょうか、クリアで華やかな風味が、私のような初心者にもわかりやすいのかもしれません。
今日はぜいたくに、ムーンライトと中国種を両方いただいてみることに(「マグノリア」はまた改めて)。
大ぶりな、ふわふわした銀色の新芽が混ざるムーンライトと、小さくそろった美しい中国種の茶葉。
すでに甘い香りが…(^^♪。
これぞ、クローナル
ムーンライトには目がない私ですが、キャッスルトンの春摘みのムーンライトは、たぶん今回が初めてです。
ムーン…という名称は、数あるクローナルのロットの中でも特に上質なスペシャルティーの証。
今回のムーンライトも、まさにクローナルティーの良さを体現したような繊細でドラマティックな味わいでした。
優しい風味とまろやかな口当たり。飲みすすむにつれて上品な甘い香りが立ってきて、最後は夢のような美味しさに…。
空のカップに顔をうずめて残り香を楽しみつつ、しばしうっとりしました(^^♪。
洗練されたクラシック
一方、キャッスルトンの春摘みといえば、まずイメージするのは「DJ1」に象徴されるような正統派の中国種。
ルピシアによりますと、この「DJ6」は「シーズン開始直後に作られた中で、今期最高品質」とのことです。
その言葉通り、もう素晴らしいとしか言いようのない美味しさでした(^^♪。
とにかくすべてのバランスがよく…。
軽やかなのに深く気品ある風味、ひと口めからすっと立ちのぼる甘い香りと、徐々に広がる余韻。
正統派と一言では言えないような、洗練された味わいです。
うーん、さすが。
低い湯温では?
香り重視派の私としては、春摘みダージリンも、熱湯で淹れるようにしています。
でもルピシアのパッケージをみると、適温は85℃~95℃とのこと。
90℃くらいまで冷ましたお湯で、もう一度淹れてみることにしました。
その前に、胃粘膜の保護(^^;)。
ヴィエニーズワールの生地でつくった、ほろほろっとしたシンプルなクッキーです。
では…。
熱湯で淹れたときとくらべてみると、
- ムーンライトは、さらにとろりと柔らかい風味に。ほんの少し水っぽいけれど、余韻は遜色ありません。
- 中国種は、香りだちは少し控えめ。でも、お味そのものは一段と美味しくなりました!
それぞれ少し趣が変わって、新しい発見でした。
茶葉の量と蒸らし時間も調整してみたら、より好きなバランスが見つかりそうです(^^♪。
キャッスルトンのムーンライトと中国種、どちらも目を見張るような美味しさでした。
こんなに素晴らしい春摘みダージリンを自宅からクリックひとつで注文できるなんて、考えてみるとすごいこと。
ルピシアのバイヤーさんはじめ、紅茶の輸入に携わって下さる全ての方々に、あらためて敬意を…。
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