If the fairies come to tea, how very jolly that would be! They’d say “Hello”. I’d say “Come in”. And then the fun would all begin...

一保堂の新茶と「笹巻麩」

毎年楽しみにしている、一保堂の新茶が届きました。

清々しい「笹巻麩」と一緒にいただいて、初夏の気分を満喫しました(^^♪。

甘く優しい香り…今年も。

もう何年も前から、一保堂の新茶の大ファンです。

最近にわかに、日本茶の「品種」を意識するようになった私ですが、これまではそんなことは全く念頭になく…。ただただ、甘く優しい香りと、繊細な風味に魅せられて。

品種茶という新しい世界も素敵ですが、昔ながらの「合組」で、そのお茶屋さんならではの風味を作り出す、そして維持する、という技術も、本当に素晴らしいですよね。

大好きなお茶を、また今年もいただけることに、感謝です。

多くのお茶屋さんでは、まったり系とさわやか系など、何種類かの新茶が発売されますが、一保堂では1種類だけ。

「一保堂の新茶は、これです」という潔さ。

今日は、最近お気に入りの、茶茶の間流「一杯茶」の淹れ方と、一保堂おすすめのオーソドックスな淹れ方、両方で味わってみました。

軽やかに香る「一杯茶」

最近はまっている、日本茶専門店・茶茶の間流の「一杯茶」。

少ない茶葉を熱湯でじっくり蒸らして、全ての風味を出し切るという淹れ方です。

茶葉1g、熱湯 100cc で、3分間蒸らします。

美味しい(^^♪。

ナイーブな甘い香りだちにうっとり…。そう、これこれ。一保堂の新茶の風味です。

とても軽くはいっているので、香りを楽しみつつ、するすると心地よくいただけます。

ほどよく、バランスよく

次は、一保堂おすすめの、正統派な淹れ方で。

茶茶の間に出会うまでは、いつもこんな風に淹れていました。

茶葉5g、80℃のお湯105mlで、40秒蒸らします。

一杯茶にくらべて、茶葉の量は5倍。その代わり、湯音は低く、蒸らし時間は短く。

しっかりと濃い色にはいりました。

新芽のフレッシュな香り、繊細な渋みと旨味。徐々に立ってくる甘い香り。全てがほどよく、バランスよく。

こちらの淹れ方もやはり美味しいですねぇ。

お菓子と一緒にいただくには、これくらい強い方が良いかもしれません。

ということで、お菓子です(^^♪。

半兵衛麩の「笹巻麩」

初夏になると思い出す、涼やかな麩まんじゅう。

ここ数年、新茶にあわせていただくのが恒例になってきました。

今年は、半兵衛麩の「笹巻麩」をお取り寄せ。

一保堂の新茶とともに、高島屋オンラインストアで注文しました。

なめらかな生麩のなかに、あっさりしたこし餡が入っています。

生麩に青海苔などが入っていないせいか、笹の香りが生きたすっきりとしたお味です。

青海苔入りも嫌いではありませんが、こちらの方がより好み。

しっかりはいった新茶と合わせると本当に美味しくて、つい3つも…(^^;)。

新茶の香りと笹の香りに包まれて、心身ともに浄化されたような、幸せなひとときでした。

一保堂おすすめの淹れ方にも「3煎まで楽しめます」と記載されているように、瑞々しい初夏の風味を、しっかり最後まで味わったら…。

新茶ならではのお楽しみは、お茶殻のお浸し。ポン酢といりごまをかけるのがお気に入りです(^^♪。

 

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