お花屋さんの店頭に、素敵な菊がたくさん並んでいました。可憐なものから艶やかなものまで驚くほど多彩…。
そういえば、明日(9月9日)は重陽の節句ですね。
悩んだ末、淡い色合いのものを3本選びました。今年はじめてのコスモスも。
菊の香りに包まれてお花を選んでいたら、何だかとても「和」の気分になって…。
そのまま車で、お気に入りの和菓子屋さんにむかいました(^^;)。
行き先は、お隣の市川市にある和菓子屋さん「京山」。
住宅地のなかにひっそりとあるお店ですが、ここの生菓子はほんとうに絶品です。
今日は、練りきり、きんとん、薯蕷饅頭の3つにしました。
意識したわけではないのに、お菓子をお皿にならべたら、今日の菊の色にぴったり(^^♪。
菊をかたどった練り切りと、すすきに見立てたきんとん、トンボの焼き印がかわいい薯蕷饅頭。
在宅ワーク中の夫と半分ずつにして、3つともいただきました(^^♪。
まずは練り切り。銘は「重陽」です。
中は、こしあん。
京山の生菓子の醍醐味は、このすっきり優しいお味のこしあんです。
どれだけ丁寧にさらしたら、こんな風になるのでしょう…。
お次は、きんとん。銘はたしか「すすき」だったような。
青いすすきに、白い穂がでてきたところでしょうか。
なめらかなきんとんの中には、こしあんと、栗のあん。
きめ細かくてほんのり甘い栗あんも、京山ならでは。
すべてがやわらかく、とろけるような食感に、うっとり…。
最後に、大好きな薯蕷饅頭。
こちらも銘がうろ覚えなのですが、確か「とんぼ」?
夕焼け空にとぶ、赤とんぼですね…。かわいい(^^♪。
中はきんとんと同じく、こし餡と、栗あん。
吸い付くようにしっとりとした薯蕷生地に、あっさり上品なこし餡と、ほくっとした栗あん。
何ともいえない、懐かしくも上品なお味。
かねがね、日本でいちばん美味しい薯蕷饅頭ではないかしらと思っています(^^♪。
ところで。
昔、茶道の先生に「薯蕷饅頭を楊枝で切るのは野暮よ。手で割っていただきなさい」と言われたものですが…。
先生ごめんなさい、つい(^^;)。
お茶は、最近のお気に入り、茶茶の間の緑茶「青い鳥」をいれました。
いれ方は今日も、少ない茶葉を熱湯でしっかり蒸らす「一杯茶」の方法。
青い鳥に使われている「蒼風」という品種のさわやかな甘い香りがすっと立って、とてもきれいな味わいです。
クリームやフルーツなどにも合うお茶ですが、和の生菓子との相性は、やはり格別でした(^^♪。
重陽の節句とはあまり関係なくなってしまったけれど(^^;)、久しぶりの京山のお菓子、堪能しました。
ほんとうにおすすめなので、お近くの方はぜひお試しを。所在地は、市川市妙典です。
個人的には、虎さんや鶴さんよりもずっと好き…。と言いますか、そうした老舗のしっかり甘いお菓子とは趣の違う、繊細な味わいです。
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