If the fairies come to tea, how very jolly that would be! They’d say “Hello”. I’d say “Come in”. And then the fun would all begin...

ティークラブ「オート クチュール」@マリアージュフレール

すっかりご無沙汰いたしました。

先月末のことになってしまい恐縮ですが…。

マリアージュフレールのティークラブに行ってまいりました。

今回のテーマは「マリアージュフレールが創造するオートクチュールな味わい」です。

どきどきわくわく…。

ティークラブに参加するのは、これで4回めでしょうか。

とても楽しくて、このところ通いつめております(^^♪。

お席には、いつものテイスティングノートなど。

マリアージュが「オート クチュール」と銘打つお茶とは…。

胸が高鳴ります♪

用意してくださったのは、こちらの5種類でした。

  • インド(ダージリン)/紅茶/「ダージリン マジック」
  • 中国/白茶/「ブリューム ド ジャスミン」
  • ニュージーランド(ワイカト)/青茶/「マオリ ブルー」
  • ニュージーランド(ワイカト)/青茶/「マオリ ローブルージュ」
  • インド(ダージリン)/紅茶/「ダージリン フェリシティ」

驚きと感動に満ちた、めくるめく紅茶旅のはじまり…(^^♪。

さてさて、最初のお茶は、その名も。

  • 「ダージリン マジック」 インド(ダージリン)/紅茶

春摘みダージリンのブレンドで、ティーリストには載っていない小ロットとのこと。

口にふくむと、ライチ、パパイヤ、マンゴーを混ぜたような、南のフルーツの香りがふわーっと。

透明でなめらかな、そして優しい味わい。

ここまでトロピカルなファーストフラッシュ、初めてお目にかかりました。

いったいこれは…お茶なの??と思ってしまうほど。

なるほど「マジック」だわ…と、早くも圧倒された私です。

次は…。

あら? 何だか見覚えのある茶葉…と思いましたら。

  • 「ブリューム ド ジャスミン」 中国/白茶

先日購入した(そして淹れ方に苦戦した)あのお茶ではないですか!

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マリアージュの完璧な淹れ方ではどんなお味に?と興味深々です。

最初はすっきり。

次第に、苔のような樹皮のような、マッシュルームのような風味と、はちみつのように甘いジャスミンの香り。

やはりこれが、このお茶のあるべき味わい?なのですね。

特有のウッディな(マッシュルームな)風味が苦手で、淹れ方をあれこれ試しておりましたが…。

そもそも、ベースとなっている「パイ ミュータン インペリアル」の「ウッディなノート」こそが、このお茶のポイントとのこと。

ようやく、納得しました(^^;)。

詳しくは▼
BRUME DE JASMIN®
https://www.mariagefreres.co.jp/category_detail.php?code=T8308

ちなみに、今回いただいた5種類のうち、オンラインのページがあるのは、このお茶だけのようでした。

さて、次の茶葉。

一見して、産地はどこだと思われますか?…と訊かれて。

パール状に成形された深緑色の茶葉から、甘くミルキーな香りが。

これはきっと、台湾の烏龍茶(マリアージュの分類では、青茶)でしょう…と思ったら。

なんと、ニュージーランド産とのことで、びっくり!

ニュージーランド北島のワイカト地方というところで、近年、上質なお茶が生産されているのだそうです。

  • 「マオリ ブルー」 ニュージーランド(ワイカト)/青茶

ココナツやパイナップル、杏仁を思わせる香りで、やや緑茶的なうまみのある味わいです。

まったりとした厚みがあり、私の好みではなかったのですが…。

ここで、お食事がスタートしまして、こちらの前菜と一緒にいただいたところ。

お茶のうまみとお料理のうまみがバランスして、お互いを引き立てあうことに感動しました。

マリアージュでは、お料理にもお茶が使われているのが楽しいですね(^^♪。

ジュレの部分に、桃やアプリコットで香りづけした烏龍茶「マエ」が使われているとのことでした。

次の、この黒々とした茶葉も、ニュージーランド産。

  • 「マオリ ローブルージュ」 ニュージーランド(ワイカト)/青茶

マリアージュでいう「ローブルージュ」とは、「大紅袍」のことだそうですが…。

???

「大紅袍」とは、険しい岩場で栽培された「岩茶」を用いる中国の伝統的銘茶で、強い焙煎による独特の香ばしさが特徴なのだとか。

それを、ニュージーランドで作っていると…。

「大紅袍」自体、知らなかった私には、何とかに真珠、かしら(^^;)。

ぶどうやカシスのような濃厚な香りと、スモーキーな風味が印象的でした。

後ほど Web検索してみたところ、大紅袍ってすごーいお茶だったのですね!

オリジナルの大紅袍は、武夷山に数本だけ現存する樹齢400年以上の木からつまれた茶葉で作られるのだそうです。

その DNA を受け継ぐ茶の木が、はるかニュージーランドで育てられているとは。

もっと心して味わうべきでした…。

(後日確認しましたところ、DNAを受け継いでいるわけではなく…大紅袍へのオマージュを込めて名付けられたとのことでした。失礼しました! 2023.5.30記)

一緒にいただいたメインのお料理は、えびとお野菜のローストに、ビスクを注いだもの。

「マオリ ローブルージュ」の香ばしさと、えびの香ばしさが響きあって、C’est parfait!

ビスクには、緑茶に柚子で香りづけした「ユズテンプル」が使われているとのことで、濃厚になりすぎず、すっきり。

お茶をハーブのように扱うマリアージュならではのお料理、ほんとうに素敵です。

いつかお料理教室も開催して下さったら…(^^♪。

最後のお茶になりました。

  • 「ダージリン フェリシティ」 インド(ダージリン)/紅茶

最初の「ダージリン マジック」と同じく、春摘みダージリンのブレンド。

やはり、ティーリスト外の希少なお茶だそうです。

これがもう…とてもとても美味しく(^^♪。

カップに注がれた瞬間、かぐわしい香りに魅せられて口をつけてしまい、このような写真に(^^;)。

トロピカルフルーティーな「ダージリン マジック」とはがらっと違う、デリケートなお花の香りです。

重さのまったくない、淡く儚い風味が、たまらなく好き。

“felicity” という名のとおり、いただいていると心から幸せになれます!

あまりに完璧なので、合わせるデザートに悩んでしまったのですが…。

ハロウィンの時季だったこともあり、かわいらしいメレンゲのお化け風?を選んでみました(^^♪。

ふわふわのメレンゲの中は、しっかりめのバターケーキに、柑橘の酸味がきゅっと効いています。

「ファントム ドゥ オペラ」という「神秘的な緑茶」のフレーバードティーが使われているとのこと。

シンプルな構成ですけれど、奥行きのあるお洒落なお味でした(^^♪。

思いもかけないお茶と出会えるのが、ティークラブの醍醐味。

それにしても、今回はとりわけ…。

まさに「マリアージュフレールが創造するオートクチュールな味わい」を、堪能させていただきました(^^♪。

ダージリン好きとしましては、最初と最後に、個性的な春摘み茶をいただけたのも、うれしかったです。

特に「ダージリン フェリシティ」は、私の好みにぴったり!

帰りに茶葉を購入しまして(お値段の関係で(^^;、50gだけ…)大切にいただいているところです。

 

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